ハーレーリファレンス

ボアアップでエンジンを進化することが可能

黒いハーレー

ボアアップとはシリンダーの直径を大きくすることで排気量を上げることができます。したがって、全くの新しいエンジンを搭載することになり、従来よりも馬力や加速力も異なります。特に古いエンジンでは、オーバーホールの効果もあり、摩耗したシリンダー内をきれいにすることでオイル潤滑がよくなり、さらには余計なススなどの異物や汚れを取ることができエンジンの効率もよくなるのです。また、オイルの消費量が減るので維持費が若干改善されます。
つまり、ハーレーの性能が大きく変わるきっかけにもなるのです。

エンジンの分解も上部の範囲で行うため作業は簡単なものです。
受注対応としてバイクを分解して加工に必要なパーツを抜き取って行う方法が一般的ですが、エンジンの型式によってはボアアップキットと呼ばれる商品があり、あらかじめボアが加工されたものと交換する方法があるのです。

カスタム専門業者に相談することがおすすめで、見積もりと仕様の確認をとりながら進めることが重要です。ボアアップにより排気量が上がることからハーレーの車格が変わるため、車検証の変更など事務手続きも必要となるため注意が必要です。税金など維持費が上がるため留意しておく必要もあります。
インターネット通販でハーレーパーツを購入して自分で行う場合は高度な技術が必要となるため検討することがポイントです。型式によっては専門業者でも消耗パーツがないことから対応ができない場合もあります。また、分解の方法が分からない場合も断られる可能性があるのです。

ボアアップ後のイメージがわかない場合はハーレーイベントや口コミなどで情報収集することで対応できます。エンジンサウンドや乗り心地が全く異なる魅力もあります。
エンジンの排気量が上がることにより、サスペンションなど足回りを改造するオーナーもいるのです。